令和最初の健サポの研修になりましたが、今回は昨年度から福岡市でもモデル事業として始まった「自立支援型地域ケア会議」についての研修会を実施しました。
まずはじめに自立支援型地域ケア会議がなぜこれから重要になってくるのかという総論をおさえ、事例を1つ挙げて実際の会議を模擬で開催しました。
自立支援とは?その時に良かれと思ってしていることは、実はその方の自立を妨げているのではないか?介護保険の破綻の加担をしているのではないか?など、自分の地域だけでなく日本全体として、今だけでなく将来までの問題として、改めて考え直すことができました。
そして、今の高齢者やその手前の世代だけに目を向けるのではなく、数十年後に高齢者になっていく30、40、50代への教育も必要だと感じました。
その後、実際の会議の模擬を行い、会議振り返りを行いました。
今回は地域包括支援センターの方も参加していただいたので、実際の発表者側からの立場なども聞くことができた貴重な時間でした。
その他、福祉用具専門員、居宅のケアマネなど実際にはこの会議に参加しない職種の方も参加され、それぞれの立場からも考えるきっかけになったと思います。
そして、最後に自治会長が「私達高齢者自身がもう少しこういうことを知らないといけないと思いました!」と言われたのを聞いて、医療介護関係者だけでこういう話をしててもいけないと改めて痛感しました。
その会長から最後に「今日の話はこういう小さい所だけでなく、もっと大きなところで沢山の人に話して知って理解してもらう必要がありますよ!」という、激励を込めた大変ありがたいお言葉もいただきましたので、健サポとしてももっと多くの方に自立支援の重要性を訴えていこうと思います。