介護保険事業部でリハビリ統括責任者をしています、理学療法士の桐山です。
介護保険が始まった当初、理学療法士の仲間内では、介護領域で働く理学療法士は医療機関で働く者と比べて知識も技術も劣るといった、非常に偏った考えが蔓延していたそうです。実際、日々の研鑚を疎かにして者がいたというのも事実とのことですが、多くの者が決してそのようなことではありません。それでも、現在もその風潮は残ってるように感じます。
ただ、REEHAは、そもそも介護保険事業の「リハの実」自体も医療のリハビリが終了した後のリハビリの受け皿という立ち位置で開始しており、医療のリハビリと同等かそれ以上の水準を求められてきました。
また、外部講師やスポーツから高齢者に至る予防事業などの保険外事業に関しては、むしろ医療機関で患者さんだけをみている知識経験だけでは到底及ばず、それ以上の医療内外の知識が必要となってきます。
ですので、REEHAでは、医療機関で働く理学療法士以上の研修機会を提供したいという社長の想いを実現するべく、開設当初から、所属する理学療法士に研修会費等の補助を実施しています。実際今回も学会参加費はもちろん、交通費宿泊費のすべてを全額補助していただきました。
そのおかげで、今いる私達も入社当初からほとんどの各種理学療法士学会はもちろんのこと、他団体の医療関連研修をはじめ、医療以外の研修にも積極的に参加させていただき、日々研鑚に努めることができています。実際、同期と話をしても、病院に勤務している者よりも何倍も勉強できています。
今回は毎年1回開催される「九州理学療法士学術大会」に11/29(土)30(日)の2日間参加してきました。今年は大分で開催され、九州各地から様々な講師や発表者が集まり、2日間を通して非常に盛り上がりました。
特にタイトルが「LET’S HAVE FUN!~未来へ繋ぐ源泉~」ということで、通常の学会のように、医療介護施設で勤務する理学療法士の発表や講義だけでなく、当社のように保険外などの多様な領域で活躍される理学療法士の取り組みや知見が共有されました。中には、たまたま社長の緒方と学生時代に長期臨床実習で2ヶ月共に過ごした先生も登壇されており、その2人が共に起業しているという偶然にも驚かされました。
REEHAと同じく医療機関から独立して保険内外ともに活躍している先輩方の姿を見ることができ、同じステージで活動している自分にとっても非常にモチベーションが高まる機会となりました。

次回の九州学会は、私の故郷であるの宮崎で来年度開催されます。地元ということもあり、次回は参加者ではなく、登壇者として活躍できるように、改めて1年間頑張っていこうと思いました。
